無安定マルチバイブレータ
無安定マルチバイブレータとは、ハイレベル状態とローレベル状態を交互に繰り返す回路である。
動作原理としては、コンデンサの充放電特性と
トランジスターのスイッチング特性をうまく組み合わせたものである。
片側のコンデンサが充電中は反対側のトランジスターはオフとなり、
やがて満タンになると放電されて反対側のトランジスターのベースに電流が流れ
トランジスターがオンになる。
このトランジスターがオンになるとコレクタとエミッター間に電流が流れるので、
こちら側のコンデンサが充電を始め、
これが満タンになると同じように反対側のトランジスターがオンになる。
これの繰返しにより発振動作をさせる。従って、結果的に得られる波形は「クロック」となる。